物流の一般的な環境

新設される物流センター

アパレルの物流施設は、湾岸部など都市の中心から遠い地域に立地することが多かったのですが、現在は、超人手不足です。2017年5月の有効求人倍率は1.49倍と、1974年2月に1.53倍を記録して以来、43年3カ月ぶりの高さです。とくに、正社員の有効求人倍率(5月)は0.99倍で2004年の調査開始以来で最高となっています。そこで、最近の物流センターは、人材確保のため、自動車で通勤しやすい都市の中心部に比較的近い地域に立地しています。
物流施設は荷物の運搬や荷さばきに多くの人手が必要ですので、大きな物流拠点ほど、雇用創出効果も大きいのです。また、アパレルの物流拠点は、一般道と高速道路をむすぶインターチェンジの近くに立地されています。こういておけば、メーカーや問屋から商品を物流センターに運び込んで、店舗や顧客宅に即日または翌日配送できるからです。今なぜ、アパレルの物流拠点が次々新設されているのでしょうか。
それは、ネット通販の急成長にあります。ネット通販は、日本では個人向けにネットが広がった1997年頃に市場が立ち上がり、2016年には約15兆円(前年比10%増)にまで拡大した。これは、個人向けのネット通販の市場が、毎年右肩上がりに増加しているからです。これに対応するため、アパレルの物流拠点が次々と新設されているのです。

インターネットと物流の関係性

アパレルの物流というと卸売業者から仕入れる方法もあります。その際はトレンドを取り入れているかどうかということと、大量購入によって一枚あたりの単価を下げていくということが重要となってきますが、もし失敗をしてしまうと大量の在庫を抱えたまま倒産ということにもなりかねません。さらにその倒産会社の商品を買い取って、オークションなどに出品するという手法もありますが、結局は在庫を持たなければいけない販売方法なので同様にリスクはありますが、仕入れ価格は破格のお値段であるという利点があり強みでもあります。近年はインターネットの普及により、「無在庫販売」というソーシングが主流になりつつあります。工場に在庫管理をして、自宅に居ながら発注を受け出荷手続をするだけでいいのでお手軽のようでもあります。アパレルの物流は様々な手法がありますが、近年トレンドとなっているこのやり方ですと、在庫を抱えるリスクは減りますが、同じような商品を扱っているとライバル会社も多いということが挙げられます。そうなるとより激しい値下げ競争に参戦せざるをえなくなるので、薄利多売の商売になってしまうでしょう。また、実物をみないまま発送するという点もややリスキーです。

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